患者さんたちの声

私たちはSASネットに期待します

SAS患者からみた、
現状のSASの治療に対して

S様(61才)

 私は6年前不整脈があり大学病院で検査を受けた時、たまたま睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断され、なんの指導もなくCPAP(シーパップ)を渡されました。つけて寝ると夜なかなか眠られず、かえって睡眠不足になっていたそんな時に一過性脳虚血発作(TIA)になり、10日間の入院も経験しています。入院した病院ではCPAPを知らないくらいにSASについての関心がないのに驚き、どうすれば良いかと思っていた時、駒ヶ嶺医院睡眠呼吸センターの高崎先生にお会いでき、それ以降、通院しています。呼吸センターでの治療は、検査の時点から患者の立場にたって、患者の意見をよく聞いてくれます。CPAPの使用方法に関しても細かいところまで指導してくれます。この様な施設が増えれば、睡眠に不安のある人が気軽に受診出来ると思います。

 私はSASネットワークが出来立てほやほやの時に出会えて恩恵を受け、それまでと比べてとても快適な日々を迎えられたわけで、幸せでした。

 睡眠時無呼吸症候群で悩んでいる方の一人でも多くが、SASネットでよい時間を得られますことを期待します。


CPAP(シーパップ)と
付き合って

M 様(58才)

 CPAPをつけて寝る生活になって早5年が過ぎました。

 メタボな私は 高血圧で医者通いでした。ある日循環器の先生から「一度SASの検査をしては‥‥」と呼吸器内科を紹介され検査を受けることになりました。軽い気持ちで検査を受けるつもりでしたが、1泊と聞いて驚き‥‥その結果を聞いて、また驚きでした。それからCPAPとの付き合いでマスクをつけて寝ています。

 当初はまじめにマスクを付け寝ていましたが、夏場や風邪をひいた時はつけないで寝ていました。毎月データをもって診察を受けます。CPAPと付き合ってから、血圧が下がり、体重が減りました。また朝の寝起きがすっきりと起きられるようになりました。以前は夜に強かったものの朝は起きにくく、また日中もすぐ眠くなるタイプでしたが、それもすっきりしました。   (眠たくなる会議は別ですが‥‥)そんな中、転勤になり今までの病院を離れるにあたり大変不安になりましたが、ちょうどその頃SASネットと出会い大変心強く感じました。

 はじめは、「SAS・何? 睡眠時無呼吸症候群・何?」そんな私でしたがCPAPをつけ、先生の話を聞くようになってからは人間また動物全体にとっての睡眠の大切さを知りました。自分でCPAPをつけて睡眠するようになって「良質の睡眠」をとることが大切と感じる日々です。


いびきが静かになった

A様(68才)

 長時間眠っているのに昼間、眠い。寝起きが悪い。家内からはいびきが大きいと叱られる。睡眠時無呼吸な毎日でした。体によいというのでサプリメントのイビキノンを3粒飲んだところ、起きたときの気分が爽快で、熟睡感が得られました。家内からは、いびきが小さくなったと喜ばれました。階段の昇りも楽になりました。体調不良のため受けられなかった白内障の手術も無事終わり、今では快適な毎日を過ごしています。

 SASネットのような、SAS患者をサポートする組織がもっと早くあれば、私はもっと早くラクになれていたのかなと思っています。SASネットが多くの人の役に立つようになってほしいと願っています。


SAS体験記

T 様 (73才)

 3年前の5月、急ぎ足で歩くと辛くなる度合いが増した事に不安を感じ、K病院呼吸器内科及び循環器内科で診察。極度の酸欠症状として直ちに集中治療室へ。2週間の入院治療。高血圧・心房細動が原因の心不全だった。ほぼ通常生活に戻ったものの、その後の継続診察によってSAS検査も‥‥という事で、入院によるポリグラフィー等のチェックでCPAP使用となった。

 妻とは早くから別寝室のため、無呼吸症状がわからず、実は勤務にも全く支障をきたすことはなかったが、これが心不全で最大の原因だったと思われる。CPAPには早くなじめ、今やそれは私の健全な日常生活を叶えてくれる何よりのベッドパートナーとなっている。