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寝るときは横向きの姿勢がおすすめ

日本経済新聞2018年9月8日(土)掲載「カラダづくり」より抜粋

 順天堂大学医学部循環器内科・心血管睡眠呼吸医学講座の葛西隆敏准教授は「最近の研究から、塩分の摂取量が多いとSASが悪化する可能性があることが分かった」と話す。のどの粘膜がむくんで気道が狭くなるため、と考えられている。塩分のコントロールとともに、運動も有効。SAS患者に運動させると、無呼吸が減ることが確認されている。

 寝るときはあおむけよりも横向きの姿勢がおすすめだ。舌の落ちる角度が変わるので気道をふさぎにくく、いびきも少なくなる。                                                                                              

 眠っているときに呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群(SAS)。睡眠の質を下げるだけでなく、動脈硬化を進め、寿命を縮める恐れもある。いびきや眠気に悩んでいたら、悪化する前に医療機関で調べてもらおう。